近年、日本でも异常気象による灾害が毎年のように発生し、大きな被害がもたらされている。激甚化する自然灾害から地域を守る具体的な対策が必要だ。関西地域の防灾?减灾対策の现场を追った。
罢贰颁-贵翱搁颁贰による被害状况调査
津波浸水想定区域
出典: 大阪府 津波浸水想定図(H25.8.20)
兵庫県 南海トラフ巨大地震津波浸水想定図(阪神?淡路地域)(H25.12.24)
国の调査では、30年以内の発生确率が70%~80%(2020年1月24日时点)とされる南海トラフ地震。発生すれば、近畿全域を震度6~7の强い揺れが袭い、密集市街地での家屋倒壊?火灾、公共交通机関等で発生する重大な事故やコンビナート火灾、油流出など深刻な被害が広域に及ぶ。纪伊半岛沿岸には10m~20mを超える津波が袭来し、大阪平野に広がる都市部にも到达すると想定される。近畿地方整备局では、「国土交通省南海トラフ巨大地震対策计画」に则り、具体的な防灾対策や復旧体制构筑を进めている。
5つの深刻な事态
南海トラフ巨大地震対策計画 近畿地方地域対策計画をもとに作成
「大切なのは地震に備え訓練すること」と近畿地方整備局?総括防灾调整官の中尾 勝さん。津波からの避難困難地域では避難タワー設置の支援、高速道路を避難場所とするための階段設置、道の駅の防災拠点化を推進。また、毎年開催の大規模津波防災総合訓練のほか、自治体や交通機関との連携訓練、局内での対応訓練などを実施。関係者が災害時に備え適切な行動が取れるよう訓練を重ねている。
復旧に向け被害状况を调査
復兴?復旧には、国土交通省の紧急灾害対策派遣队「罢贰颁-贵翱搁颁贰(テックフォース)」が出向き、被灾地を支援する。「职员は、インフラのプロフェッショナル。知识と経験を生かし、技术的な支援ができる」と中尾さん。罢贰颁-贵翱搁颁贰では、ドローンのほか、车両にカメラとアンテナを设置し、移动中の车両から现场の映像と位置情报が得られる颁补谤-厂础罢(カーサット)を导入するなど、最新技术を使った情报収集力の强化にも取り组んでいる。建设业界や土木学会、鲍搁都市机构とも灾害时の协力协定を缔结。「大规模灾害への対応は1つの机関で完结できるものではない。今后も连携先の拡大、强化に努めたい」
28年前、当时勤务していた淡路岛の洲本市で阪神?淡路大震灾に遭遇し、復旧支援に携わったという中尾さん。「当时は灾害体制が十分でなかったが、日本の防灾対策は大规模灾害が起こるたびに进歩している。とはいえ、今后も改善を积み重ね、より高めていく必要がある。日々训练を重ね、いざという时に备えたい」。自身も経験した巨大地震の教训を次世代へ引き継ぎ、防灾対策の拡充、进化へ——。取り组みは続いていく。

気象レーダーで捉えたゲリラ豪雨の様子(提供:情报通信研究机构)
大阪大学吹田キャンパスに设置
された気象レーダー
(提供:大阪大学)

気象レーダーの
アンテナ部分
(提供:东芝)
「気象予测を通じて社会の安全?安心に贡献したい」と2004年に设立されたのが、気象工学研究所だ。「当时は得られる気象情报が限られ、ダムや河川など近隣に住民のいないローカル地域の気象を予测するサービスはなかった」と、创业者である小久保鉄也社长は振り返る。小久保社长が魅影直播在籍时の1995年、黒部ダム管理者が豪雨に巻き込まれ、ヘリコプターで救助される事态が起きた。この出来事が社内ベンチャーとして起业する大きな动机になった。
自然现象はコントロールできない。だからこそ防灾?减灾につながるシステムを、と京都大学と共同で开発したのが、创业时にリリースし、现在も同社の基盘である「ハイブリッド降雨予测システム」だ。気象予测には、地球を约50㎞四方の格子に分け、格子1つ1つの大気状态をシミュレーションする「気象モデル」が用いられる。同社では気象モデルをもとに、格子を1㎞四方に细分化して分析。そこに雨云の动きを监视?予测する「レーダー予测」を组み合わせ、ピンポイントに知りたい地域の予测雨量を把握できるシステムを开発。このシステムを応用し、落雷予测や降雪予测システムもリリースした。さらに予测データを気象予报士が分析?判断するサービスも提供。自治体等で利用されている。「的确な予测が防灾活动につながり、何も起きないことが最大の评価。阴ながら暮らしを支えていると考えている」と、データ解析やシステム开発に携わる吉田翔さんは话す。
大阪大学が公开?提供している「雨云どこナビ」も、吉田さんらが开発に携わった。云の変化を3次元で捉える最先端の気象レーダーを用い、雨云の発生源を瞬时に察知。30分词1时间后の気象変化を高精度に予测でき、ゲリラ豪雨などの回避につながる。
「最近よく耳にする线状降水帯は、まだ発生过程が明らかになっていない。このレーダーを使えば、メカニズムがわかり予测精度向上につながる可能性がある。防灾?减灾につながる気象情报の提供で、地域社会の安全に贡献していきたい」と吉田さんは意気込みを语ってくれた。

