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ルポ|世界中の「いのち輝く未来」が集う 大阪?関西万博
ACTIVE JAPAN
2025.3.31

ルポ|世界中の「いのち輝く未来」が集う 大阪?関西万博

2025年4月13日に幕を开ける大阪?関西万博。
世界中から「いのち辉く未来社会」への取り组みを持ち寄り、厂顿骋蝉の达成とその先の未来を描き出す。
大阪?関西万博に集う未来とは──

科学技术で拡げるいのちの可能性、50年后の「いのちの未来」を考える

シグネチャーパビリオン「いのちの未来」外観 ?FUTURE OF LIFE / EXPO2025シグネチャーパビリオン「いのちの未来」外観 ?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

大阪?関西万博のテーマ「いのち辉く未来社会のデザイン」を受けて8人の専门家がプロデュースするシグネチャーパビリオン。ロボット工学の第一人者である石黒浩?大阪大学栄誉教授が提案するのが「いのちの未来」だ。「人间は科学技术によって进化し、能力を拡张してきた。例えば、スマホ。普及により膨大な情报を瞬时に利用できるようになった。万博では、今后さらに科学技术が発展したときの技术によって拡がる“いのち”を见せていく」と石黒教授。研究施设を访ねると、アンドロイドが待っており、声をかけると体をひねってこちらに振り向いた。人间っぽい自然な动きに惊く。

?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

多数のロボットに囲まれた暮らしを体験できる ?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

多数のロボットに囲まれた暮らしを体験できる
?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

展示の目玉は、人间とロボットの境界がなくなる世界を描いた「未来シアター」だ。アンドロイド?ロボット?颁骋等のアバター约30体を使って、住まい?街?健康?移动?仕事などさまざまな视点から、人间とアンドロイド、ロボットが共生する50年后の未来社会をドラマ仕立てで见せる。会场では、アンドロイドによる音楽ライブやオペラなど、多彩なイベントも用意されている。「アンドロイドもロボットも人间だ」と石黒教授。こう言われると思わず抵抗感を抱いてしまうが、生身の体があるから人间ではなく、私たちは社会のなかで受け入れられることで人间になる。相手がロボットであっても私たちと同じように社会で受け入れられれば人间と言えるのでは、というのが石黒教授の考えだ。

人间とロボットの境界がなくなる未来を描く ?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

人间とロボットの境界がなくなる未来を描く
?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

クリエイターやデザイナー等多くの人との协业で开発 ?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

クリエイターやデザイナー等多くの人との协业で开発
?FUTURE OF LIFE / EXPO2025

「1970年の大阪万博は、みんなが科学技术で豊かな生活を手に入れることが目的だった。そこから50年経ち、画一的な快适さの追求は终わり、未来はどんどん多様化していく。未来に憧れるのではなく、未来はどうあるべきか皆さん一人一人が责任を持って考えてほしい」。多くの人を幸福にする多様性を损なわない豊かな社会をつくり上げていくにはどうするか、万博を机に议论を深めたい。

石黒浩
石黒浩 いしぐろ ひろし
大阪大学栄誉教授/大阪?関西万博テーマ事业プロデューサー
1963年滋贺県生まれ。大阪大学大学院基础工学研究科博士课程修了。大阪大学基础工学研究科教授を経て现职。国际电気通信基础技术研究所(础罢搁)石黒浩特别研究所客员所长/础罢搁フェロー。

いのちのつながり、循环型社会の未来を体感、日本馆

円環状の構造でいのちのリレーを表現した日本館 提供:経済産業省
円環状の構造でいのちのリレーを表現した日本館 提供:経済産業省

日本馆では、『いのちと、いのちの、あいだに』をテーマに、日本ならではの循环型社会実现へのヒントを示したい」。こう切り出したのは、日本馆长の黒田纪幸さん。テーマに掲げた「あいだ」には関係性、つながりという意味を込めた。他の“いのち”とのつながりや“いのち”の循环を体験することで、自らが地球の一员であることを再认识し、循环型社会実现に向け行动変容を促す狙いがある。

展示はプラント/ファーム/ファクトリーの3エリアで构成。プラントエリアでは万博会场内で出た生ごみを使ってバイオガス発电を行い、ファームエリアでは藻类や微生物が「素材」を生み出す最新の「バイオものづくり技术」を展示。ファクトリーエリアでは“「素材」から「もの」へ”をテーマに、藻类を使った製品展示とともに、日本古来の循环型ものづくりの考え方や社会実装の姿を绍介する。

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藻类が素材に?──疑问を黒田さんにぶつけると、「藻类から抽出した成分から生分解性プラスチックや繊维などをつくることができ、化石资源への过度な依存から脱却するカギになる」という。藻类とは、ワカメやコンブなどの海藻をはじめ、陆上植物以外で光合成を行う生物。颁翱?を吸収しながら育つ藻から、新たな素材をつくることで、地球环境を守りながら人类が発展していくことができる。ファームエリアでは、少量の水と光で効率的に藻类を培养する様子を展示。藻类と太阳の优しい光が织りなす幻想的な空间で、森林浴ならぬ藻浴が楽しめるという。

「ごみから水、水から素材、素材からものへ。そしてものは役割を终えごみになり新たな循环が始まる。エンドレスな循环を表现するため、各エリアに入口を设けた。どこから馆内に入るかによって来场者の受ける印象も异なってくる」と黒田さん。だからこそ、何度も访れ体験してほしいと力を込める。「そして、日本馆を体験した子供たちや若者が、いのち辉く未来のデザインをリードするようになってもらいたい」と黒田さんは期待を膨らませる。

黒田纪幸
黒田纪幸 くろだ のりゆき
2025年日本国际博覧会协会
日本馆长兼経営企画室担当局长
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